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友部 遼

出身大学
京都大学大学院 農学研究科
所属
国立高専機構 豊田工業高等専門学校 助教
参加期
2期生

インタビュー

ゼミに参加して、対話の仕方を学べたことが、チームでの仕事のやり方の基礎となった。ゼミでは、講師の方々からのご助言や激励を頂けたことに加え、参加者同士の対話の時間を十分にとって頂いた。夜通し話す中で、対話の仕方のようなものを学べた。当時私は一人で仕事をすることには慣れていたが、チームで仕事をすることが苦手で、一時的に結成したチームが数カ月後解散していることが珍しくなかった。一連の対話を通じて、多様な価値軸と多様な世界観を認識できたこと、および、他人の存在自体に関心を持つようになったことが主たる変化である。現在はチームで仕事をすることが多いが、各人の拠り所、driveするものを精度良くとらえることが、円滑な運営の肝であると感じている。各人の観点を把握する上で、一連の対話経験は大変役に立っている。

現在、国立高専機構豊田高専にて助教として勤務しており、農業および土木分野の科学技術研究および教育に向き合っている。2020年の3月をもって京都大学大学院農学研究科で博士(農学)の学位を取得し、同年4月より国立高専機構豊田高専にて助教として勤務している。学科名は環境都市工学科であり、高専かつ工学系の研究教育を行う場であるが、数少ない農学者として研究教育業務に向き合っている。博士課程在学中より研究している根-土接触面の物理数値解析を軸としながら、その拡張と応用に取り組んでいる。 

基礎研究としては、2次元根土接触解析ソフトウェアの3次元への拡張、動的問題への拡張、および成長問題への拡張の3点を行っている。これまで開発したソフトウェアは2次元地盤を対象としており、3次元解析は困難であったため、現在は3次元問題に適用可能なソフトウェアの開発を行っている。また、準静的問題にのみ対応していたところを、動的問題にも適用可能なソフトウェアへと拡張している。加えて、植物根の成長をシミュレートすることを目的に、成長モデルを導入している。以上の拡張により、農業や土木の分野で幅広い応用が期待される。

応用研究としては、以下3点を行っている。博士課程在学中より引き続き、倒伏を回避する作業計画を提案する数理モデル・センシングシステムの開発と実証試験に取り組んでいる。また、植生を利活用した斜面保全手法の開発、および植物根の形状最適化戦略を考慮した地盤基礎構造物の設計手法の開発を行っている。これらの研究に関連した共同研究案件も絶賛募集中である。

教育としては、主として数理科学の基礎を担当している。数理科学は、単に初等数学の応用であるのみならず、計算科学、数値解析、データ同化、数理統計といった、現代人の必須スキルというべきものである。こうした観点から、Google Colabなどのオンラインプログラミング環境等を活用し、単に高校・大学水準の数学を教えるのみならず、それらの知識を実装し使いこなすことを目指した教育を行っている。また、単にスキルを学ぶだけでなく、独自の視座と哲学を持つきっかけを提供することを心がけている。

友部 遼 に関するお知らせ

突き抜ける人財ゼミ第2期生「友部遼」さんの、卒業生へのインタビューを掲載しました。